2009年10月30日
日本電気株式会社
NECエンジニアリング株式会社
~ 印刷物の真贋判定装置などへの組み込み用途に活用 ~

日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下NEC)およびNECエンジニアリング株式会社(東京都品川区、代表取締役 執行役員社長:井上 憲治、以下NECエンジニアリング)は、一般的なイメージスキャナに使用される白色光源(可視光)に加え、紫外光源(UV [注1])や赤外光源(IR [注2])などの複数の光源によるカラー画像の同時読み取り[注3]を可能にした「マルチ光源対応スキャナモジュール(読み取りヘッド)」を商品化し、本日より販売活動を開始いたしました。
近年、デジタル機器の目覚しい発展によりカラー複写が容易となり、重要度の高い印刷物である金券類や証明書などの不正コピーや精巧な偽造が増加しています。このような背景から高度な安全性・信頼性を要する印刷物には、すかし・ホログラム・特殊インク(特殊発光 [注4]、透過 [注5])などを使用した多様な偽造防止技術が採用されるとともに、特殊インクで印刷されたカラー画像を識別する商品に対するニーズが高まってきております。
本商品は、一般的なイメージスキャナでは読み取ることができない特殊インクを読み取り、識別することができるため、偽造防止技術を用いた印刷物の真贋判定装置や検査装置などへの組み込み用途に活用できます。
また、紫外線による蛍光物質の励起発光を用いた医療検体の検査や、赤外線の透過特性による文化財をはじめとした歴史的価値の高い物に隠された情報の調査や鑑定など、印刷物以外の対象物の識別用途にも適用が可能です。
また、被写界深度の深いCCDモジュールの採用により凸凹やしわなどがある原稿の読み取りも可能です。
本商品は受注生産であり、価格は所要数量や仕様に応じた個別見積もりとなります。印刷物の真贋判定装置、非破壊検査機器、病理検査機器などのメーカを中心に今後5年間で15億円の売上を見込んでおります。
出荷時期は仕様により異なります。受注後概ね6ヶ月~9ヶ月程度です。
| 基本仕様 | 備考 | |
|---|---|---|
| スキャナ形態 | シートフィードスキャナ用 | 原稿走行タイプの読み取り用 |
| 読み取り方式 | 縮小光学系によるCCD方式 | 被写界深度は、5~10mm程度確保 ※3ラインカラーCCD搭載 |
| 有効読み取り幅 | 210mm(typ.) | A4サイズ読み取り |
| 光学解像度 | 200dpi | ― |
| 読み取り速度 | 約0.04ms/line | 1光源あたりの1ラインの読み取り時間に相当します。 |
| 原稿走行速度 | 約1,600mm/秒 | 2光源読み取り時の原稿走行速度 |
| 読み取り用LED光源 | 白 + 特殊光源 | 特殊光源として、UV(375nm)またはIR(880nm)を搭載 |
| 画像出力形式 | LVDS形式 | LVDS-serializer搭載 |
| 量子化精度(AD) | 10bit AD×3color | CCD基板上に搭載 |
| 外形寸法 | 約91×65×248mm | 基板含め突起部含まず |
| 質量 | 約700g | ― |
なお、本商品は「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2009」(2009年11月5日(木)~6日(金))および「Embedded Technology 2009」(2009年11月18日(水)~20日(金))にて展示します。
-以上-
NECエンジニアリング 営業本部 プロダクト営業部
TEL:03-6713-1220
URL:http://www.nec-eng.co.jp/pro/scanner_module/index.html
NEC 制御システム事業部 物流システム事業推進部
電話:(03)3798-6389
NECエンジニアリング 経営企画部
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